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文:阿部
●詳しい医学的な解説(その2)
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術前子宮腺筋症 |
術後子宮腺筋症 |
わたし自信、以前は複数の大型病院で長年多くの子宮狩りを行いながら、子宮全摘と宣告された患者に対して、子宮をのこせないかと考えつづけてきました。
そしてその経験と技法を生かした対処方法で多くの患者を救ってこれたのだと思います。
そのひとつが、5年前から導入した超音波エコー、CT、最新の画像診断装置MRIなどの機器であり、それらを駆使した筋腫の周辺組織、筋腫の種類、所在部位の入念な検索にあります。さらに、これに加えた最先端の各種レーザー医療機器の応用と工夫をこらした手術法によって、いままでにはない独自の方法を開発しました。これにより、術中の出血量を最小限にくい止めることで、術中、術後の輸血も稀になっているほどです。
こうした手術方法で、この6年間に1,000例を超える患者を救ってきました。術後合併症で5例の全摘出はしかたなかったにしても重症子宮筋腫を保存手術で多くの患者を救った実例は現実のものであり、その大半は未婚、若い女性だったというデーターが残ります。
女性は、もっともっと自分の臓器を大切にと願うとともに、今後は医師サイドにも、子宮の保存手術をせまられる時代がくるのではないかと考えています。もちろん子供を産んだ、生まないにかかわらずです。
最後に、なぜわたしが、このように子宮保存にこだわりを持つのか、その理由をあげてみましょう。というより子宮全摘による、後遺症を考えてみたいと思います。まず、子供が産めなくなり、結婚にも少なからず支障があるでしょう。更年期、いわゆる老化が早まるなどは言うにはおよばず、卵巣をのこしたとしても、ホルモンバランスがくずれるために、種々のホルモン障害をおこしやすくなります。また、女性独特の喪失感がつよくはたらきメンタルな問題も抱え込みやすくなります。気分の落ち込み、ウツ病の報告も多く報告されています。女性にとってもっともデリケートな症例といえるでしょう。
成人女性4人に1人という、きわめてポピュラーな疾患である子宮筋腫。その子宮は、長年の「摘出」を原則とする時代から、「保存」が可能とされる時代へと変わってきています。
もっともっと、自分のからだと健康を守ってほしい、そんな願いをもってこのメッセージを世界中の女性たちに贈りたいとおもいます。
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